C言語の変数や計算についてを勉強したいな。
使う時に、初期化(代入)とか変数宣言が必要みたいだけど、どの場所に書くのか分からない😥
計算なんてできるのかな…?
この記事では上の悩みを解決していきますね。
本記事の内容
・変数とは?
・変数宣言しよう
・変数宣言の場所はどこ?
・変数を初期化しよう
・算術演算子とは?
・C言語で計算をする3つの手順
・練習用プログラム
この記事を書いている自分は情報系大学生で、三ヶ月ほどでC言語の基礎を完璧に理解しました。勉強中に分からないことが多く、一日中プログラミングしていたこともあります。
今では、ブログでC言語について解説しています。
今回はそんな経験をもとに解説していこうかと。
当サイトでは、覚えるべきところを全てまとめているので、画面を撮影して何度も読み返すことをおすすめします。
それでは、解説していきます!
C言語の基礎:変数とは?
変数とは、数字や文字、文字列などを一時的に保存するためにある箱のようなものです。変数一つの中には、一つの数字、文字しか代入できません。
つまり、文字列を保存するには、変数がその文字列だけ必要になるということですね。それだとちょっと大変なので、効率化するために「配列」という変数の進化系みたいなものがあります。簡単に文字列を保存できますよ。気になる人はどうぞ~
変数名の付け方
変数は、1文字以上で表します。変数の名前を付ける際に、以下の3つを使用できますよ~
・アルファベット(a,b,c,d…)
・数字(0,1,2,3,…)
・記号($,_)
変数名は自分で、自由に決めることができます。同じ名前の変数は2つ作れないので注意。
逆に、変数名を付ける際に、やってはいけないことが3つあります。
・全角文字を使用
・予約語を使用
・変数名の先頭に数字を使用
予約語というのは以下の36個ですよ~
- auto
- break
- case
- char
- const
- continue
- default
- do
- double
- else
- enum
- extern
- float
- for
- goto
- if
- inline
- int
- long
- register
- return
- signed
- sizeof
- short
- static
- struct
- switch
- typedef
- union
- unsigned
- void
- volatile
- while
- _Generic
- _Noreturn
- _Static_assert
もちろん全部覚える必要は無いですよ。よく見てもらえれば分かりますが、「int」とかもありますよね。
もし、これが無かったら、データ型でも使用されているので
int int;
みたいな訳の分からない変数宣言が出来てしまいます。このようなことを防ぐために予約語というものがあります。
C言語で変数宣言しよう
変数を使うためには、必ず「変数宣言」というものが必要になります。変数宣言は、コンピュータにこういう変数を使うよ~ということを事前に知らせるためのものです。
そのため、変数宣言をする場所はプログラムの中の出来るだけ前にしましょう。
試しに「a」という変数を変数宣言してみましょう。
int a;
「a」の前にある「int」はデータ型というものですね。変数宣言をする際には、「データ型」が必要になります。
データ型にはいくつか種類がありますが、今の段階では「int」だけ覚えましょう。(他のデータ型について気になる人は下の記事をどうぞ。)
「int」を使って変数宣言すると、「数字を保存できる変数をつくります」とコンピュータにお知らせすることができます。
このようにして、「a」には「数字」が保存できるようになります。
変数宣言の場所はどこ?
先ほど、「変数宣言をする場所はプログラムの中の出来るだけ前にしましょう。」と言いましたが、プログラムの先頭に書くのもダメなんです。
今の段階では、変数宣言をメイン関数の最初に書きましょう。メイン関数については下の記事で解説していますよ~
グローバル変数という変数があって、メイン関数の外に書くこともできます。けど、今は練習として、メイン関数の最初に書きましょう。
C言語で変数を初期化しよう
変数に数字や文字を保存することを
・変数を初期化
・変数に代入
のように言います。このサイトでは、「変数に代入する」と呼びますね。
下は、変数に代入するときの例です。
a=4;
このように、
「変数」=「数字」;
と書くことで、変数に数字が代入できます。
C言語 算術演算子とは?
算術演算子とは、「+」「-」「*」「/」「%」などの計算記号ですね。
見慣れないものもあると思うので表にまとめますね。
実際の計算記号 | C言語での表し方 |
〇+△ | 〇+△ |
〇-△ | 〇-△ |
〇×△ | 〇*△ |
〇 /÷△ | 〇 / △ |
〇 ÷△の余り | 〇%△ |
実際の計算記号が左で、C言語での計算記号の表し方が右ですね。
右側で使用している記号が、算術演算子ですね。
〇や△とかは実際にはプログラム内に書けないので注意!
(プログラムは基本全て半角で書きますが、ここでは見やすいように全角で表記しています。全角で書くとエラーが出てプログラムが実行されないので注意しましょう。)
試しに、3と2を、〇と△に当てはめて計算してみましょう。全種類書きだすと、
・3+2
・3-2
・3×2
・3÷2
・3%2
になりますね。
この計算結果を出力するには、変数にその結果を代入する必要があります。
今回は5つの結果を出力する必要があるため、変数は5つ使いますね。とりあえず、「a,b,c,d,e」を変数に使用します。
a = 3 + 2;
b = 3 - 2;
c = 3 * 2;
d = 3 / 2;
e = 3 % 2;
変数に代入する時は、このようにして
「変数」=「計算式」;
とすることがほとんどですよ~
こうして、a,b,c,d,eにはそれぞれの計算結果
a=5
b=1
c=6
d=1
e=1
が保存されます。
しかし、これだけではプログラムとして不十分です。
【3つの手順】C言語での計算
まずは、C言語のプログラミングで、計算をする際の手順をまとめます。
計算をする際の手順
この順番にプログラムを作成していきましょう。
【C言語の練習用】計算プログラム
#include<stdio.h>
int main()
{
int tasu;
int hiku;
int kakeru;
int waru;
int amari;
tasu = 3 + 2;
hiku = 3 - 2;
kakeru = 3 * 2;
waru = 3 / 2;
amari = 3 % 2;
printf("3+2=%d¥n",tasu);
printf("3-2=%d¥n",hiku);
printf("3×2=%d¥n",kakeru);
printf("3÷2=%d¥n",waru);
printf("余り%d¥n",amari);
}
今回は、4~8行目が変数宣言です。
その下のカタマリで、変数に計算結果を代入していますね。
さらにその下で、変数に代入された数字を出力するために、「printf」を使用していますよ~
変数内に保存された結果を出力するために、「printf関数」の中で「変換書式」(変換指定子)を使う必要があります。今回は「%d」という変換書式を使っていますね。
なぜかというと、「%d」は変数に保存された数字を出力できるからです。
変換書式は他にも、多くの種類があります。例えば、変数に文字が保存されている場合は、「%c」という変換書式を入力すれば文字を出力できます。
他の変換書式については、下の記事をご覧ください。
»C言語 入門 変換指定子分かりやすく解説します!(%p,%x,…)
では、出力結果を見ていきましょう。
C言語では、このようにして計算することができます。
まとめ:計算方法と変数の初期化!変数宣言する場所は?
上の手順をしっかり覚えましょう。
変数宣言の場所はメイン関数の一番最初ですよ!その次に、変数に代入して、最後に出力ですね。
また、例として挙げた計算結果は簡単だったと思うので、自分でも色々工夫して複雑な計算をしましょう。例えば、「変数+変数」、「変数ー変数」などの計算もできます。
分からないことがあったら詳しい人に相談しましょう。
今回は以上です!
次は、「小数の計算」を勉強してみましょう。
ではでは~👋
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