print関数の中で変数を使いたいな。
変数に入力された値を出力する方法について詳しく知りたい…
こちらの悩みを解決しますね。
本記事の内容
・printでの変数の使い方
・printでの配列の使い方
・変数の少し変わった使い方
・予約語について
この記事を書いている自分は、プログラミング歴4年の駆け出し以上中堅未満のエンジニアです。
過去には、AI囲碁をWebアプリ化したり、Pythonでのアプリ開発、Web制作やフロントエンドのデザインまで幅広くやってきました。
今回はそんな経験をもとに解説していこうかと。
当サイトでは、覚えるべきところを全てまとめているので、画面を撮影して何度も読み返すことをおすすめします。
それでは、解説していきます!
printでの変数の使い方
実例を見せる前に「変数とは何か」ということを説明します。
変数とは
変数とは、数字や文字、文字列などを一時的に保存するためにある「箱」のようなものです。
変数を使うことで、何回も使う値をプログラムに覚えてもらうことはもちろん、後から中身を変更して上書き保存することもできます。
数値なら「number」、名前なら「name」といった具合です。
原則として、どの変数に何の値を入れたか、わかりやすく変数名をつけるのが一般的です。
(例:数値を代入するなら「number = 89」のように、変数の中に数値が入っているのかをわかりやすくする、など)
変数名を付けるときの注意点
変数名をつける際には、以下の点に注意してください。
変数名を付けるときの注意点
- 使用できる文字は、アルファベットのA~Z(小文字含む)0〜9までの数値 、アンダーバー(member_name、など)、日本語(漢字推奨)である
- 最初の文字に数値は使用できない
- 最初の文字にアンダーバーは使用できるが「__main__」や「__self__」など特殊な用途で使用されているケースが多く、通常での用途としては非推奨である
- 大文字と小文字は区別される
- 予約語を使うことはできない
予約語については、後ほど解説しますね。
Pythonで変数を使うときに覚えておくべきこと
また、変数を使う時は下の3つを覚えておきましょう。
Pythonで変数を使うときに覚えておくべきこと
- 変数宣言は要らない
- 変数に値を代入するだけで使える
- 変数に代入できる値は一つまで
上から順に解説していきますね。
1つ目は、「変数宣言は要らない」ということです。
JavaやC#と同じように、変数宣言しなくても変数を使うことができるというのは、Pythonの特徴の一つです。
2つ目は、「変数に値を代入するだけで使える」ということです。
変数宣言は必要ないですが、代入は絶対に必要です。
このようにして書けば、printの出力により「Ken」と表示されます。型の宣言も不要です。
3つ目は、「変数に代入できる値は一つまで」ということです。
つまり、文字列を保存するには、変数がその文字数だけ必要になるということですね。
変数への代入を何度も続けるのは大変なので、効率化するために「配列」という変数の進化系みたいなものがあります。
printでの配列の使い方
配列とは、1つの変数の中に複数の値を一時的に保存するためにある「箱」のようなものです。
その内の一つである「リスト」について一つ一つ見ていきます。
num_list = [1, 2, 3]
print(num_list)
上の結果は
となり、変数に格納した数値が出力されました。
また、リストの要素はインデックスを用いて参照します。例を挙げてみましょう。
sample_list = [1, 3, 6]
print(sample_list[0])
print(sample_list[2])
print(sample_list[1])
結果は
となり、インデックス[ ]の番号順(0→2→1)に並んでいます(プログラミングでは0が一番初めの数値となります)。
変数の少し変わった使い方
ここまで変数のルールを一部見てきましたが、ここで変数の少し変わった使い方などを紹介したいと思います。
変数の少し変わった使い方
- 文字列の途中で変数を挿入する
- 後から変数に代入された値を変える
文字列の途中で変数を挿入する
まずは、「文字列の途中で変数を挿入する」です。
文字列の途中で変数を挿入するには、下の2つを守りましょう。
文字列の途中で変数を挿入する方法
- Python3.6以降を使用する
- printの文字列を囲っているクオーテーションの前に「f」または「F」を付ける
- 文字列の途中で挿入したい変数を波カッコで囲う
まず、Python3.6以降でないとf-stringsという「フォーマット済み文字列付きリテラル」を使用できない(文字列の途中で変数を挿入する)のでご注意下さい。
具体例を出していきましょう。
foo = 'Hello'
bar = 'world'
print(f'Message:{foo},{bar}')
実行すると、以下のようになります。
後から変数に代入された値を変える
また、「後から変数に代入された値を変える」ということも可能です。
以下のようなコードがあったとします。
foo = 'Hello'
bar = 'world'
print(foo + bar)
bar = 'Python'
print(foo + bar)
このように、後から変数を変えた場合、その後に出力される文字列を変えることもできます。
予約語について
ここまで変数の基礎的な使い方の説明をしてきましたが、最後にもう一つ、予約語について説明したいと思います。
予約語とは、PHPやJavaなど他の言語にもあるのですが、最初からpythonにおいて役割が決まっている関数などが対象で、”def” , “import”, “return”などがあります。
具体的に紹介すると、以下の33語がpythonの予約語です。
- False
- None
- True
- and
- as
- assert
- async
- await
- break
- class
- continue
- def
- del
- elif
- else
- except
- finally
- for
- from
- global
- if
- import
- in
- is
- lambda
- nonlocal
- not
- or
- pass
- raise
- return
- try
- while
- with
- yield
これらの文字は既に他の役割をもつため、変数として利用することができません。
そのため、Pythonでは以上の語句を避けて変数を用いることにしましょう。
まとめ:printでの変数の使い方と注意点
今回は、printでの変数の使い方について解説しました。
文字列の途中で変数を挿入する方法は、特に難しいのでもう一度確認しましょう。
文字列の途中で変数を挿入する方法
- Python3.6以降を使用する
- printの文字列を囲っているクオーテーションの前に「f」または「F」を付ける
- 文字列の途中で挿入したい変数を波カッコで囲う
下のような具体的なプログラムも覚えておくと良いでしょう。
foo = 'Hello'
bar = 'world'
print(f'Message:{foo},{bar}')
次は下の記事をどうぞ。
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